カンジタ(カンジダ)の治療法

カンジタ(カンジダ)は元々体内に存在する常在菌です。過剰増殖した場合、たいてい引き金となった環境変化が存在します。

だから、「カンジタ除菌」に加えて「環境の改善」を同時に行う事が治療のコツです。

過剰増殖したカンジタ(カンジダ)を減らす

ナイスタチンをうまく使う

非吸収性の抗真菌薬「ナイスタチン」は広く使われている腸カンジタ治療剤です。カンジタ・アルビカンスに対して有効ですが、使用を繰り返すと耐性化し効果が弱くなってきます。薬を使用すれば菌量は減少しますが、カンジタの増える環境をそのままにしておけば、また直ぐに再発してしまうため、環境改善と共に行うことがポイントです。

また、ナイスタチンは非吸収性(腸から吸収されない)の薬剤で、全身への副作用が極めて少ないのが特徴ですが、リーキーガット症候群を起こしている患者さんに対してはその限りではありません。

腸に穴が開きっぱなしの状態でカンジタ除菌治療を始めると多くの場合、様々な副作用に見舞われることになります。除菌治療の前には腸内環境の修復が必要です。

ハーブ類をローテーションしながら使う

カンジタに有効性のあるハーブには、グレープフルーツシードエキス、オレガノ、カプリル酸などがあります。

カンジタは抗菌剤だけでなく、ハーブ類に対しても耐性をつくることが知られています。3種類以上のハーブを併用するか、ローテーションで使用して耐性化を避けるように使用します。

バイオフィルム対策も必要

カンジタ菌はバイオフィルムを形成して、抗真菌薬から身を守ります。一旦出来たバイオフィルムを破壊するのは簡単ではありません。また、時間が経過しているほどバイオフィルムは強固になり、抗生物質治療抵抗性になります。

セルラーゼやプロテアーゼなどを中心とした消化酵素を空腹時に摂取することで、バイオフィルムを徐々に破壊していきます。食物繊維を中心とした食事も大切です。

環境の改善

増殖原因を除去する

カンジタの増殖原因は「砂糖」「ストレス」「抗生物質」「ピル」「水銀」です。

「砂糖」以外にも糖分が多く入っている加工食品を見極め、除去しましょう。その際特殊な場合を除き、厳格な糖質制限はしない方が無難です。副腎機能が悪化し、食事が続けられない状況に陥る方もいます。

ストレスを消し去るために一番必要なのは睡眠です。様々な事を排除して睡眠時間を確保しましょう。また、ストレスをストレスとして感じない様にするには瞑想、ヨガなどが有効です。

ヘリコバクタピロリ菌の除菌などでどうしても抗生剤を使用しなければならない時は、投与の1週間以上前から乳酸菌を十分摂取し、腸内環境の変化に備えてください。

歯科アマルガムが充填されていると水銀の暴露量が多くなります。除去にも危険が生じますので、くれぐれも防御がしっかりしている歯科医での除去をお勧めします。

(アマルガムの危険性及び、安全な除去について詳しくはこちら)

増殖因子を抑える

カンジダの増殖因子は栄養、場所、PHの3つです。

カンジダの増殖を抑制するためには、次のことが重要です。

場所を与えない ⇒ 良性菌投与して腸内フローラに隙間をつくらない。
栄養を与えない ⇒ 単純糖質を避ける
PHを上げない  ⇒ 乳酸菌、胃酸、カプリル酸などを使用する。

さらに腸の炎症を抑え、腸壁をメンテナンスすることが大事です。

プロバイオティクス、抗真菌薬の投与や、炎症を起こさない食事も必要になります。

とにかく乳酸菌が重要

乳酸菌の3つの働き

  1. 腸内のスペースを占拠
  2. 乳酸を産生し、腸内PHを調整
  3. 免疫システムをコーチする

腸管内のスペースは有限であり、通常、腸壁は良性細菌で占められています。
食事由来の栄養は、良性菌のエネルギー産生、コロニーの維持に使用され、
カンジタにはほとんどまわってこないのが正常なパターンです。

つまり、場所と栄養がないので本来カンジタは増殖できないはずなのですが、
抗生物質などによってこのバランスが崩れると、良性菌減少し、カンジタが空間と栄養を
手に入れてしまい一気に増殖してしまうのです。

まとめ

カンジタ除菌治療は、抗生物質単体では難しく、様々な治療を並行して行う必要があります。

カンジタに対する総合戦略

糖分、加工食品カット(カンジタの栄養源を減らす)

プロバイオティクス(PH管理、免疫上げる、細胞壁合成阻害)

抗真菌薬、真菌繊維消化酵素(細胞壁破壊)

繰り返す膣カンジタは腸カンジタを疑え

なぜ、カンジタがこんなに手ごわいのか?

カンジタを増やす5つの原因

カンジタの治療法まとめ

カンジタ治療のキモは食事にあり!


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