症例4 41才女性 うつ病

現在までの経過

うつ病にて投薬治療中。うつ病は22歳から自覚し、以来再発を何度も繰り返しています。

倦怠感、疲れやすい、頭重感、夜中に数回目が覚める、不安感などがあります。大きな音に対して物凄い恐怖心が湧いてきて、思い出すだけでも恐くなります。

健康診断で軽く貧血と言われたのでドラックストアで購入できるヘム鉄を飲んでいます。3週間前に低血糖症という言葉を知り、糖質制限を始めました。

今は間食のお菓子や主食をやめて、たんぱく質を多く食べています。担当の先生からはウォーキングを薦められ、出来る時に30~40分歩いています。

他院での血液検査の結果を聞いてサプリメントを処方して頂く前に、自分には栄養療法が効きにくい要因がないかどうかチェックして頂いた方がいいと思いました。

どちらかというと胃腸は強い方ではありません。
便が今までよりも臭い気がします。胃酸や消化酵素がちゃんと出て、消化吸収が出来ているのか心配です。

腸内環境が悪いとせっかく摂取したサプリメントも意味が無いと知りそちらも心配です。また、歯に金属で治療した所が5ヶ所もあります。

症状

起床時に憂うつ、不安、恐怖感があり、なかなか起きられない。睡眠が浅い、頭がぼーっとして、頭と体が重たい、疲労感、イライラ

副腎疲労、甲状腺症状スコア

症状からホルモンバランスを推測します。副腎疲労のスコアがかなり高めです。

副腎疲労と甲状腺の関係について詳しくはこちら

脳機能スコア

症状から脳神経伝達物質の過不足を推測します。

大脳辺縁、基底核のスコアが高めで、これは慢性疲労、不安症状が強く出ます。

脳機能スコアについて詳しくはこちら

うつバイオタイプ分析

低メチル化タイプ 1 完璧主義である
葉酸欠乏タイプ 2  不安・パニック症状、ドライアイ(口渇)
銅過剰タイプ 3 女性である、思春期・更年期・出産がきっかけで体調が悪くなった、安定剤ではうつが治らない
ピロール異常タイプ 4 気分の移り変わりが激しい、ストレスの調節がうまくいかない、肌が弱く日焼けができない、朝弱く夜に強い
重金属タイプ 1  頭痛や筋肉低下がある

症状からは、ピロール異常のスコアが高値である。うつ病のバイオタイプ分析について詳しくはこちら

検査結果

唾液中コルチゾール検査

血液中のコルチゾールは正常範囲でしたが、唾液中コルチゾールは低下していました。

血液検査

血液中の銅と亜鉛のバランスが悪く、銅過剰気味になっています。銅の過剰はノルエピネフリンの増加を招き、不安な気持ちを起こさせることがあります。

有機酸検査

高アラビノースがかんじたを思わせる所見です。低エネルギー状態で体内の回路が十分に回っていないため疲れやすさを感じるのかもしれません。

ストレス、隠れた炎症のせいか、セロトニンレベルが低く、これも不安をおこす要因となっているのでしょう。

毛髪ミネラル検査

水銀の排泄過剰および、多くのミネラルの欠乏を認めます。

症状の経過

右下の銀歯はやはり、アマルガムでした。
アマルガムを除去、上咽頭炎および腸内炎症の治療を行いました。食事は糖質制限をしていて病状悪化の原因と思われたため、中止していただきました。
治療3か月目以降は順調に推移、腸内除菌やデトックス治療も行いました。

まとめ

ミネラルバランス異常(特に銅と亜鉛)、メチレーション低下に対して調整を行ったところ、かなり調子がよくなりました。これらの調整に関しては残念ながら遺伝的要因も絡んでくるためしばらく治療の継続が必要です。

このように自然な治療でも腸内環境改善や重金属のデトックスなど根源的な治療もあれば、脳神経伝達物質のアンバランス調整など継続すべき治療もあります。


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