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糖尿病とインスリン抵抗性
インスリンは膵臓で作られる、ホルモンの一種です。
血液中のブドウ糖の数字(血糖値)を一定に保つ働きをします。インスリンの作用が低下する状態をインスリン抵抗性といいます。
このインスリン抵抗性を基盤として様々な疾患が起きてくることは以前から、いろいろな名称で言われてきました。
| シンドロームX(Reaven 1988) | 内臓脂肪症候群(松沢1987) | 死の四重奏(Kaplan 1989) |
|---|---|---|
| インスリン抵抗性 耐糖能異常 高VLDL血症 低HDL血症 | 耐糖能異常 高TG血症 低HDL血症 高血圧 | 耐糖能異常 高TG血症 高血圧 上半身肥満 |
これらを統合整理した概念が、現在のメタボリックシンドローム(いわゆるメタボ)です。
通常インスリン抵抗性は肥満に比例して起こってきます。
インスリンは、実は血糖値を保つだけでなく、脂質代謝や、自律神経、細胞増殖などに大きく関わるホルモンであり、インスリン抵抗性状態になる事は、糖尿病を含む様々な病気のリスクが増大することを意味しています。
ということは、肥満、糖尿病、動脈硬化などを予防するための最も重要なアプローチがインスリン抵抗性の解消であるといえるのです。
(Ⅰ型糖尿病を除きます)
インスリン抵抗性によりインスリン作用が低下すると、生体はさらにインスリンを分泌することで適応します。
インスリン抵抗性を持つ人はインスリンが過剰分泌をおこしています。
脂肪細胞におけるインスリン作用
脂肪細胞の最も重要な機能は脂肪を蓄積することです。
これは、インスリンの作用によります。
インスリンは様々な作用を通して脂肪細胞に中性脂肪を蓄積するのです。
